多すぎる宿題ってどうなの?それって「勉強」じゃなく「作業」なんじゃ?

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夫の仕事の都合で、1学期間だけ子供を違う小学校へ通わせることになりました。

その小学校は宿題がかなり多く、先生もとても熱心。

田舎の小さな小学校なので先生の目も届くし、こんなに宿題が多いなら学業成績もいいんだろうな?と思いきや、実際はそうでもなく、「県の平均よりはいいものの、“応用問題”の点数が、国語も算数も低い」という状況らしいです。

私は、この「応用が弱い」のは宿題の多さにあるのでは?と思いました。「多すぎる宿題反対!」の意見を書きたいと思います。

宿題の量はこのぐらい

小4の息子の場合、

  • 教科書の音読
  • 漢字1ページ
  • 算数の計算ドリル1ページ
  • プリント2枚
  • 日記(300字ぐらい)
  • 読書

です。でもネットで調べると、このぐらいの宿題の量の学校はわりとあるみたいですね。確かに、書き出してみると「そんなに多くない?」って気にもなりますが、毎日やらせるの大変です。

宿題に追われて、苦手な勉強が進まないというジレンマ

本来は「宿題をしてから遊びに行く」べきなんでしょうが、宿題に1時間30分~2時間かかってしまう我が子は、友達と放課後遊べない…となります。

なので、友達と18:00まで遊んで、それから食事、お風呂。

もともとゆっくりタイプ、というか、(好きなこと以外)集中力のない息子は、早くて19:30からの勉強となり、結局明日の用意などを含めて、ギリギリ9:30にベッドへ…という感じ。

中学受験をする家庭は、どうも小4から塾に行くのが一般的みたいなので、このぐらいの宿題の量でギャーギャー言っててもしょうがないんでしょうけど、宿題以外の勉強(苦手な漢字など)をする余裕がなかなかない。

うちの息子の場合、最近やっている漢字はなんとかなるんだけど、昔やった漢字をどんどん忘れていくタイプ。宿題では「前にならった漢字の練習」は殆どないので、どんどん記憶から抜け落ちていくことに。

そして、算数は得意なのに、出来る問題も何度もやらないといけないという時間の無駄…。

算数は時々、「教科書○ページから○ページまでをまとめましょう。」というものも出て、「まとめるより、問題解いた方がいいんじゃ?」と思ってしまいます。

日記の宿題はgood!

逆に、とてもありがたいのは「日記」の宿題。

これは、毎日書くことで多少なりとも文章力が付くように思います。文章書くのが大っ嫌いな息子は、私が「日記を書いてみよう!」といった所で絶対しないですからねー。

多い宿題は「勉強」ではなく「作業」になる

子供を見ていて、「勉強している」というより「作業している」と感じます。特に、漢字の練習と計算ドリル。

そこに「考える」行為があるように思えない…。

詰め込みの勉強は良くない!って言われているけど、「詰め込み型の宿題」って多そうな気がする。

「思考力」を深めるような問題(宿題)って出せないんだろうか?

漢字にしても、インプットがある程度終わったら、今度はアウトプットさせるような問題をさせた方が、定着力がいいと思うんだけど、殆どインプットの宿題です。

子供のクラスで、

10倍したら、1桁増える。
10で割ったら、1桁下がる。

という勉強をした後に、

27×35=945 を使って、2700×3500 を解きましょう。

という問題をだされた時、出来たのは息子一人だったそうです。息子以外は94500と答えたそう。

まだ習っていない問題を全員が解けるとは思いませんが、それでも一人というのは少ないと思います。

学校側から「この小学校は、応用の問題の平均値が低い」と聞いた後だったので、余計に「応用が弱いんだな」と思いました。

宿題にも工夫が欲しい

今の小学校だけでなく、前の小学校もですが、どうも「宿題」って工夫がない感じがあります。先生がたは、忙しい中宿題をチェックして大変だろうと思うし、有難いんですけどね。

授業参観に行くと、「分かり易い授業の為に色々と工夫されてるなー」と思うんで、宿題ももっとどうにかなりそうに思うんですけどね。

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