夏になるとなりやすい子供の皮膚病の一つに「とびひ」があります。
とびひになったら、
「どうやったら、とびひがうつる?」
「お風呂は入れる?」
といった疑問が出てきますよね。
この記事では、
- とびひの原因・症状
- 悪化させたいための注意点
- 病院に行くタイミング
などを書いていきます。
とびひとは?どんな症状?
とびひは、正しい名前を「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といいます。子供に多い皮膚の病気です。
- 水泡性(すいほうせい)膿痂疹
- 痂皮性(かひせい)膿痂疹
の2種類あり、子どもに多いのは水泡性です。
手足や顔に水ぶくれができます。
- 水ぶくれ
- 水ぶくれが破けてジュクジュク
という状態だと、水泡性のとびひになっている可能性大です。
とびひかな?と思ったら早めに病院へ
とびひは、ほっといたらどんどん広がってしまうので、「とびひかな?」と思ったらまずは病院に行きましょう。
とびひになったところを触った手で、体の他の場所を掻いたりすると、その場所がまたとびひになってしまします。
また、水ぶくれの中の液が他の人についても、とびひがうつります。
特に、兄弟など小さいお子さんが家庭内にいる場合は、とびひがうつりやすくなるので注意が必要です。
とびひを治すために気を付けたいこと
1番大事な事は皮膚を清潔に保つ事です。
1.シャワーで清潔に
1日1回は石鹸を使ってシャワーを浴びましょう。お風呂ではなく、シャワーにします。
2.同じタオルを使わない
とびひは感染しやすいので、飛び火になった子供のタオルが他の家族とのタオルと区別して、ほかの子供が間違って使わないように気をつけましょう。わかりやすいように色違いのタオルなどを使うといいですね。
3.鼻をほじらない
とびひの最大の原因菌は、黄色(おうしょく)ブドウ球菌です。
鼻の穴、わきの下、股などにはブドウ球菌がいるので、鼻をほじった手で患部を触ると、とびひの箇所でブドウ球菌が増殖してしまいます。
薬の使い方
通常、病院で出された薬を使うと、3日位で患部が乾いてきます。
もし、4日以上経ってもなかなか乾燥してこない場合は、処方された薬が合っていないのかもしれません。病院に相談してみてみましょう。
また、「よくなってきたかも」と自分で判断して薬を止めるのは良くありません。きちんと完治しないうちに薬をやめるととびひが再発することがあります。
とびひにならないための予防策
1.虫刺されは早めに治す
虫刺されや傷を掻きむしることで、とびひになってしまうことが多いです。子供が虫に刺されたら、悪化していないか時々チェックしましょう。
2.絆創膏をずっと貼らない
傷に絆創膏を長く貼っておくと、そこがジメジメしてとびひになることもあります。子供は絆創膏が好きですが、あくまで「一時的な応急処置」として利用しましょう。
3.爪を短く切る
子供の爪が伸びていると、虫刺されをかきむしった時に皮膚に傷がついて、飛び火になりやすくなります。爪はいつもきちんと聞いておくようにしましょう。
4.外出したら手洗いをする
外から帰ってきたときは、必ずきれいに手を洗うようにしましょう。
5.鼻をほじらない
上の方でも書きましたが、鼻の中には、とびひの最大の原因菌「ブドウ球菌」が常在しています。
鼻の中をいじる癖がある子供は直すように注意しましょう。
とびひは、掻かない、触らない
子供のとびひは、もともと
- 虫刺され
- あせも
- 湿疹
などを掻きむしって、そこにばい菌が入り、それが悪化して「とびひ」となることが多いです。
痒いからかいてとびひになったのに、「掻いちゃダメ!」って子供に言ってもなかなか難しいですよね。
“(-“”-)”
ママも大変ですが、ガーゼを当てるなどして、できるだけ掻かせないようにしましょう。